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ウクライナ支援において、日本人がトランプを否定的に捉えたくなる気持ちは分かる。 だが、これまでのバイデン大統領の言動(第三次世界大戦突入の否定など)や中途半端な支援(越境攻撃の制限など)、そして弱々しい態度こそ、リアルタイムで批判されるべきであったのではないか。 何かと国際世論は、米国がどうこう、と米国主体で物を言う。米国の関与の仕方上、そうなるべくしてなっているものの、そもそも欧州のヤル気が問われないとおかしい。国防予算をぐんぐん上げているポーランドを見れば分かるが、意外とヤル気次第なのだ。トランプが次期大統領に選出されて、ようやく他の欧州国も本格的に焦ってきたようだが、その点を踏まえても、やはりバイデンの弱腰は罪深い。もっと早く、欧州を詰めるべきだった。 国際舞台で要となっている米国の求心力が低下するのは、勿論自由主義陣営にとって良くはないが、例えばEUを離脱した英国はパワーを発揮したがっている。時間はかかるのかもしれないが、欧州のみならず、インド太平洋においても通ずる日英米同盟という土台づくりにシフトするのが重要だし、今はその過渡期にあるのではないか。 日本は、第二次世界大戦の戦後で感覚が止まっているが、時代遅れもいいところだ。世界のパワーバランスは変わりゆくものであるという前提が抜けてはいないか。変化を恐れ過ぎではないか。 誰が大統領になっても、米国の求心力が低下すると専門家たちが指摘している程、世界の前提は変わりつつある。 もちろん、トランプのウクライナ対応がバイデンのアフガニスタン撤退のようになってはいけない。だが、バランスが変わりゆく世界の中で、トランプをウクライナ支援において悪者扱いするのは、お門違いなのではないか。それは米国に解決して欲しいという甘えの裏返しではないのか。全てを委ねてどうするのか。 日本は、ウクライナ支援を自国の国益のためにこそ行っているはずなのだが。米国に言われて行っているのではない。 何より、米国の求心力の低下は、本来、対米自立したい日本にとって好機であるはずだ。その点を踏まえた我が国のビジョンや理想論がいま語られもしないのは、どうしたことか。 理想論と現実は、必ずしもペースは一致しないが、国会や言論空間で、裏金、不倫、SFなどと叫んでいる暇があるならば、少なくとも、日本の経済を立て直すための議論の時間は十分に確保出来るはずだ。有限である時間を自ら無駄にしていながら、言い訳を並べるのは愚の骨頂だ。 安倍元総理を暗殺したテロリストの主張である旧統一教会ネタを引きずり、岸田政権下で憲法改正に漕ぎ着けなかったのも、実に非生産的であった。 我が国は、自ら時間を無駄にする天才なのである。そして、その責任を、何故か時代遅れな世界観で米国に押し付ける大馬鹿者なのである。 我が国は、我が国としての理想と意志を持ち、我が国独自の課題に取り組まなければならない。 精神面において、米国に依存することに慣れてはいけない。 心や理想を失った民族は滅びる。
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December 2024
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